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おじさんがチロチロと
僕が中2の時の話です。
当時、僕は水泳部にいました。
でも筋肉が全然付かず、しかも黒目が大きかったので、パッと見女の子みたいでした。
そのくせ性器がアンバランスに大きく、競泳用水着を穿くと股間が目立って、友だちによくバカにされました。
ある日、部の練習で都心の大きなプールに行きました。
そこに行くのは初めてだったので嬉しくて泳ぎ込んでしまい、疲れて他の部員より早く上がりました。
更衣室で体を拭いていると、隣で着替えていたおじさんがチロチロと僕の方を見てきました。
そのおじさんは背は小さかったけれど、筋肉が締まっていて、そして毛深かった。
あと、眼がギョロッとしてて、ちょっと怖い感じでした。
しばらくするとおじさんが近づいてきて、僕に歳とか学校の場所とかを訊いてきました。
とりあえず適当に答えていましたが、その間おじさんはずっと、僕の股間を見てニヤニヤしていて、なんだか変な人だなと思いました。
その頃、性器には少し毛が生え始めていて、また皮も剥けてきていました。
友達にそれが解るのが恥ずかしく、普段着替える時は、いつもバスタオルで隠しながら水着を脱いでいましたが、そこには僕とそのおじさんしかいなくて、まさか大人がからかってくる事もないだろうと思って、その時は隠さずにそのまま水着を脱ぎました。
するとおじさんは僕の下半身を凝視し、気持ちの悪いニタニタ笑いを浮かべて、
「きみ、大きいね」
って言いました。
どうリアクションしたらいいか解らなかったので、
「はあ、そうですか」
みたいな事を言いました。
そのおじさんは、
「そうだ、シャワー室の所に脱水機があって、そこで水着の脱水が出来るんだよ、ちょっと来てみな」
と言って、半ば強引に隣のシャワー室のところに連れて行きました。
僕はさすがに裸で歩く事は抵抗があったので、とりあえずバスタオルを腰に巻いて付いていきました(今考えると、この時に逃げるべきでした)。
一緒にシャワー室の入口に行ってみると、小さな機械が設置してありました。
中学の更衣室には無かったので、小型脱水機を見るのは初めてでした。
そしたらおじさんが
「ちょっとこっちに入ろう」
と言って、僕の手を引っ張ってシャワー室に入りました。
僕は何か変な雰囲気を感じて、
「シャワーはもう浴びましたよ?」
と言ったのだけれど、おじさんはそれには答えず、
「こんな可愛い顔してるのに、もう毛も生えてるんだね、へへへっ」
と言って、僕の大事なところを手で掴みました。
「え。ちょっと」
って言うと、おじさんは
「いいから黙ってろ」
と言い、そのまま大事な所をしごき始めました。
どうしていいか解らず、そのまま固まっていたら、段々と僕のそこは大きくなってきました。
するとまたおじさんはまた下品な笑いを浮かべて、
「何だよ、勃ってきてんじゃねえか。駄目だろ」
と言って怒りました。
なんで怒られるのか解らないままとりあえず謝ると、おじさんは無言で水着を脱いで裸になりました。
おじさんは、
「ほら、俺より君の方がデカいだろう」
と言いました。
おじさんのそれは短い上に細く、大人の性器って、漠然と自分のような子どもより大きいと思っていたので、ちょっと意外でした。
そしたらおじさんはいきなり僕の乳首を舐めました。
「え。ちょっと」
と言ったけれど、おじさんはそれを無視して、そのまま上に向かって首、顎と順番に舐めていき、あっと思った時には唇を舐められてた。
(これってキス…)と思ったけれど、僕は怖くて何も言えませんでした。
おじさんはいったん顔を離して、僕の顔を見てニヤッとした後、また乳首を舐めて、そのまま舌を下に向けて動かしていき、今度は勃ったままの、僕の大事なところを咥えました。

「んっ、ちょっと、ちょっと」
僕は慌てた。
そりゃそうだ。
性器を咥える人がいるなんて、当時の僕には理解不能でした。
精通はまだだったし、そもそもどうやったら子供が生まれるかみたいな事も、全然知識が無かったのです。
そのまま長い時間、ずっとおじさんに大事なところを舐められ続けました。
途中から朦朧としてきてよく覚えていないけど、その間、おじさんはたまに僕に向かって
「可愛い」
とか、
「大きい」
とか、
「泳いでいる時から見てた」
とか、って言ってたのをかすかに覚えています。
だいぶ経ってから、おじさんが
「次は俺の番」
とかって言って、自分の性器を僕の顔に近づけてきました。
「舐めるんだよ」
って言われたけれど、僕には無理でした。
でも目の前に迫ってきて、あっ、って思った時には口の中に入れられていました。
さすがに不気味で、鳥肌が立ちました。
するとおじさんは僕の頭を掴み、しばらく前後に揺すった後、僕の口から性器を抜いて、小声で何か言いました。
当時はよく解らなかったけれど、今思うとおじさんはその時、床に向かって射精したんだと思います。
おじさんはその後、
「洗ってやる」
って言って、僕の体とおじさんの体を交互にシャワーで流しました。
「お前は出なかったけど、まだなんだな」
って言われ、その時は何の事だか解らなかったけど、今思うと射精の事を言ってたんだと思います。
僕はおじさんを正視できず、ずっと俯いていたけれど、チラッと見上げたら、何だか嬉しそうにニコニコしてました。
一緒に更衣室に戻り、僕がバスタオルを出して体を拭こうとすると、おじさんは
「俺がやってやるよ」
と言って、拭いてくれました。
優しいな、って思ったのもつかの間、タオルで拭くフリをして、また大事なところを散々いじられました。
いい加減僕が学ランを着ようとすると、おじさんは
「ちょっと待ってろ」
と言ってカメラを取り出し、裸の僕の写真を何枚か撮りました。
その後学ランを着て、おじさんと一緒に外に出ました。
おじさんは
「きみ本当に可愛いね」
って言っていなくなりました。
僕はそのまま、他の部員が出てくる予定時間まで外で待ちながら、さっきはいったい何をされたんだろう、ってずっと考えてました。
この「事件」は結構トラウマで、その後このプールには行く気になれませんでした。
しかも、それまでそういう事は全然無かったのに、数日後に今度は電車で男の痴漢に遭い、またさらに数日後に中学で上級生の男子に理科準備室で下半身をイタズラされ、さらに翌週その男子に呼び出されて近くのスーパーと学校で2回もイタズラされてと、ごく短期間で突然5回も被害に遭いました。
でもその後はその類の事は全く無く、なんでその2週間だけそんな目に遭ったのかは、よく解りません。
この事は他人に話す気になれずずっと封印にしてましたが、40歳を過ぎて当時の学生証の写真を見たら、今と全然違って、確かに女の子っぽい顔でした。
知り合いの女性にその事を話したのをきっかけに、自分の中の封印を解いて、今日その時の事を思い出してみたら、かなり細かいところまで覚えているのに驚きました。
ちょっと気になるのは、おじさんに撮られた写真。
おじさんが自分で持ってるだけならまだ許せるけど、少年に興味を持つような男性同性愛者はやっぱり嫌いなので、そういう人たちの手に渡ってたら嫌だな、って思います。
と同時に、僕はノーマルですが、当時の僕の裸の写真がおかずとして使われてたらちょっと嬉しいっていう、すごく矛盾した気持ちもあります。